エクスプローラーII コンビ(イエローロレゾール)
2021年、ロレックスの人気プロフェッショナルモデル(いわゆるスポーツロレックス)・エクスプローラーIおよびIIで、モデルチェンジが行われました。
いずれも既存デザインは踏襲されたものの、ムーブメントにCal.3200系を採用。
このムーブメントは、1980年代から長らくロレックスの信頼性を下支えしてきた名機Cal.3100系を、さらにスペックアップした最新世代です。「約70時間のロングパワーリザーブ獲得」「エネルギー効率や巻き上げ効率の向上(効率アップがロングパワーリザーブの実現に至った)」などといった進化を果たし、またロレックスは実用時計の最高峰としての実力を誇示することとなりました。
なお、「デザインは踏襲された」と申しましたが、2021年新型エクスプローラーIではステンレススティール×イエローゴールドのコンビモデルが新たにラインナップに加わることとなりました。
ちなみにこのコンビを、ロレックスではロレゾールと呼びます。
ロレックスの造語となり、最高品質904Lステンレススティールと18Kゴールドを組み合わせた外装を指しています。ゴールドのカラーによって「イエローロレゾール」とか「エバーローズロレゾール」とか呼ぶこととなります。
エクスプローラーIに124273が登場したことで、スポーツロレックスでコンビが存在しないのは、エクスプローラーII,ミルガウス,エアキングのみとなりました。
そこでエクスプローラーIIにも、コンビ―しかもイエローロレゾール―が一年越しで登場する、と予想します!!!
エクスプローラーIIは、既に24時間針にヴィヴィッドなオレンジがアクセントとして採用されています。
上記の予想画像でもおわかり頂けるように、華やかなイエローゴールドとの相性はかなりよさげですよね。
ぜひエクスプローラーIIにも、新世界の展開を見せて頂きたいところです!
デイトナ コンビ(エバーローズロレゾール)
次に予想する2022年新作ロレックスは、デイトナから!
2023年はデイトナ誕生60周年。すなわち2022年、その来るべきアニバーサリーの前夜祭ということで、デイトナ初となるエバーローズゴールドとステンレススティールのコンビモデルが大胆発表されるのでは、と予想致します!!
みんな大好きデイトナは、1963年生誕とロレックス公式では発表されています。
なお、ロレックスのクロノグラフモデルは1950年代に遡ることができます。しかしながら1962年にアメリカ フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのオフィシャルタイムキーパーに同社が就任したことを契機にモデル名に「デイトナ」が加わったため、1963年誕生が公的な歴史となっているのでしょう。
そんなデイトナはスポーツロレックスの中では珍しく、素材や文字盤バリエーションが豊富なことも大きな特徴であり魅力です。
素材にはベーシックなステンレススティールモデルの他、イエローゴールドやホワイトゴールド,あるいはプラチナ等を。また文字盤もシャンパンにチョコレートブラウン,稀少なメテオライトといった、デイトジャストと遜色ないバリエーションが伝統的にラインナップされてきました。
しかしながらコンビだけは、イエローロレゾールのみ。
そこで、近年とても人気の高い、エバ―ローズゴールド×ステンレススティールのコンビネーションとなる、エバーローズロレゾールが新たに2022年に発表されるのでは、と予想します!
冒頭でご紹介したベーシックなホワイト,あるいはブラック等の他、2021年にエバーローズゴールド・デイトナ 116515LNで新色として追加された、サンダスト文字盤が採用されるのでは、とさらに予想します!!
サンダストとは、シルバーがかった光沢をもつピンクカラー文字盤です。
もともとはデイトジャストやデイデイト等で見受けられたバリエーションですが、2021年には116515LNに追加されることとなりました。
このサンダストの風合いがまた、エバ―ローズゴールドの優しい美しさと相まって最高にラグジュアリー!!
2021年には116515LNにバゲットカット・ダイヤモンドインデックス,インダイアルがサンダスト×文字盤ブラック,さらにオールブラック文字盤にインデックス8ポイントダイヤ,メテオライトの四種が追加される形となりましたが、チョコレートブラウンやアイボリーも捨てがたいですね。
デイトナの新作を思うと、例年夢が広がります。
ヨットマスターにメテオライト文字盤
近年のロレックスの新作発表のトピックとして欠かせないのが、メテオライト文字盤の復活ではないでしょうか。
メテオライトとは英語で「隕石」のこと。
宇宙空間から突如として地球に振ってきたこの隕石は、古来よりパワーストーンとして親しまれてきました。
このメテオライトを文字盤素材として採用するブランドはいくつか存在しますが、その代表格はロレックスでしょう。2003年に発表されたデイトナMETEOを筆頭に、デイデイトやデイトジャストに搭載させており。ベーシックな金属製とも、またシェルなどとも異なるその質感は、ロレックスウォッチを特別な存在へと昇華することとなりました。
さらにメテオライト、隕石だけあり高い稀少性もまた特徴となります。
天然鉱物であること。また収穫には制約があることから、メテオライト文字盤の量産は難しいとされてきました。事実、市場での流通は豊富とは言えません。
しかしながらロレックスは近年、現行モデルでメテオライト文字盤の復刻を行っています。
2019年にはGMTマスターIIで126719BLROとして、さらに2021年にはデイトナ 116505,116519LNなどでメテオライト文字盤をバリエーションに追加しました。
とりわけ226659は、デイトナ 116519LNに通じるスポーティーさを備えており、メテオライトの精悍な表情とよくマッチするのではないでしょうか。
なお、メテオライトは独特な模様を醸し出していますが、これはウィドマンシュテッテンと呼ばれる特殊構造を有するため。ウィドマンシュテッテン構造は鉄隕石の断面で確認できる結晶構造となり、これによってメテオライトらしいデザインを獲得しています。
天然ものであるため、二つとして同じものはなく、また現状では人工生成できないという点も、所有欲をくすぐりますね。
ちなみにGMTマスターII 126719BLRO メテオライトの定価は4,626,600円,デイトナ 116519LN メテオライトは3,880,800円,116505は4,976,400円となっております(全て税込)。
通常モデルと比べると8~9%程度、高価格帯に設定されていますね。ヨットマスターでもメテオライト文字盤リリースとなれば、ハイプライス設定が予測されます。
現行メテオライト文字盤、「高くても欲しい」というマインドから実勢相場は青天井の状態です。ただでさえ品薄続きのロレックス、2022年もメテオライト文字盤が憧れの的となることは間違いないでしょう。